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助成金・補助金一覧|種類と選び方・申請手順を徹底解説

若月
若月
会社経営者 ・ 節税・補助金を実務で運用 ・ セーフティ共済・小規模企業共済を活用
2026-06-18
助成金・補助金一覧|種類と選び方・申請手順を徹底解説
自社で使える補助金はどれなのか、調べ始めて手が止まった人は多いはず。私もそうでした。結論を先に言うと、補助金は「目的」と「業種」で絞れば一覧は一気に見やすくなります。

この記事では、補助金と助成金の違いから、目的別の主要制度、申請から入金までの流れ、採択率を上げる事業計画書のコツ、そして詐欺・代行業者トラブルの避け方までまとめました。

私は中小企業の経営者で、自分の会社で補助金と節税を実務でやってきた立場です。税理士に任せきりにせず、自分で要項を読んで申請した経験から、建前ではなく現実的な話を書きます。

助成金・補助金とは?一覧で探す前に知っておきたい基本

【補助金・助成金】補助金と助成金って何が違うの?【3つのポイント】
【補助金・助成金】補助金と助成金って何が違うの?【3つのポイント】

まず押さえたいのは、補助金と助成金はどちらも「返済不要のお金」だという点。ただし性質はかなり違います。

助成金・補助金とは?一覧で探す前に知っておきたい基本

民間解説では、助成金は主に厚生労働省の管轄で、補助金は経済産業省や地方自治体の管轄と整理されています。実際の所管は制度ごとに違うので、最後は公式要項で確認してください。

補助金と助成金の明確な違い・定義

ざっくり言うと、助成金は「要件を満たせば原則もらえる」もの。補助金は「応募して、審査に通った人だけがもらえる」ものです。

前述のみんなの助成金でも、助成金は要件を満たせば受給できる趣旨、補助金は返済不要だが応募・採択が必要、と説明されています。

補助金と助成金のざっくり比較
項目補助金助成金
主な管轄経済産業省・自治体など主に厚生労働省
受給のしやすさ審査・採択が必要要件を満たせば原則受給
目的の傾向設備投資・新事業など雇用・人材育成など
共通点どちらも原則返済不要どちらも原則返済不要

正直、ここを混同したまま探すと遠回りします。「人を雇う・育てる」なら助成金、「設備やIT、新事業に投資する」なら補助金、とまず頭を分けると一覧が見やすくなります。

返済不要など補助金を利用するメリット

最大の魅力は、借入と違って返さなくていいこと。これに尽きます。

もう一つ、地味だけど大きいのが「事業計画を自分で見直す機会になる」点。申請のために数字を整理すると、自社の弱点がはっきり見えます。私はこれで無駄な経費に気づきました。

採択されると、外から見た信用も上がります。国や自治体の審査を通った事業、という看板は取引や採用で効くことがあります。

後払い・課税・事務負担などのデメリットと注意点

ここは両論併記でぼかしたくない。補助金は「いいことばかり」ではありません。

一番きついのは後払い。先に自腹で支払い、実績報告が通ってから入金されます。つまり一時的な資金繰りは自分で用意する必要があります。

そして課税対象になること。受け取った補助金は原則、収益として税金の計算に入ります(圧縮記帳という対策は後述します)。

加えて事務負担。見積書、計画書、実績報告、経費の証拠書類…。正直、ここで挫折する人を何人も見てきました。手間を見込んで挑むべきです。

目的・業種別に選ぶ主要な補助金・助成金一覧

主要な制度を目的別に並べます。中小機構のミラサポPlusは、持続化補助金・IT導入補助金・ものづくり補助金を主要補助金として案内しています。まずはこの定番から押さえるのが近道です。

目的・業種別に選ぶ主要な補助金・助成金一覧
目的別・主要な補助金/助成金の早見表
目的制度名管轄イメージ
設備投資・省力化ものづくり補助金/省力化投資補助金経済産業省系
IT・デジタル化デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)経済産業省系
小規模・創業小規模事業者持続化補助金/新事業進出補助金経済産業省系
雇用・人材キャリアアップ助成金/人材開発支援助成金厚生労働省

設備投資・省力化向け(ものづくり・省力化投資補助金)

設備を入れ替えたい、人手不足を機械で解決したい。そんなときの王道がこの2つ。

民間解説によると、ものづくり補助金には複数の支援枠があります(解説では4種類の枠と説明)。ただし枠の名称や補助率・上限は年度で変わるので、必ず最新の公募要領を見てください。

IT・デジタル化向け(デジタル化・AI導入補助金)

会計ソフトや受発注システムを入れたいなら、旧IT導入補助金の流れを汲むこの制度。

私の経験上、ITツール系は対象が「登録済みのツール」に限られることが多く、自由に何でも買えるわけではありません。導入したいツールが対象かを先に確認するのが鉄則です。

創業・小規模事業者向け(持続化・新事業進出補助金)

小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や広告、ちょっとした設備まで幅広く使える入門編。

前述のミラサポPlusでも主要補助金として案内されています。金額は大きくないぶん、初めての一件として挑みやすいのが利点です。

雇用・人材育成向け(キャリアアップ・人材開発支援助成金)

人を正社員にする、研修で育てる。ここは補助金より助成金の出番です。

キャリアアップ助成金の正社員化コースでは、民間解説で中小企業80万円/人・大企業60万円/人という助成額が示されています。無期雇用者を正規雇用に転換する場合は中小企業40万円/人・大企業30万円/人とされています。最新の支給額は公式要項で確認してください。

人材開発支援助成金には、障害者職業能力開発コースなど複数のコースがあると厚生労働省が案内しています。

自分に合った補助金の選び方ガイド

一覧を眺めるだけだと、結局どれも当てはまる気がして決められません。選ぶコツは「目的を一つに絞る」こと。

自分に合った補助金の選び方ガイド

中小機構の最新の補助金情報ページは、支援内容・対象事業・申請タイミングで比較できる構成になっています。この3軸で絞ると候補がぐっと減ります。

創業・設備投資・人材育成など目的から探す

私のおすすめは、まず「お金を何に使うか」を一文で書くこと。設備か、システムか、人か、販路か。

その一文が決まれば、上の早見表で該当する制度はほぼ絞れます。逆に目的が二つ三つあるなら、制度も分けて申請する方が通りやすいです。

個人事業主・フリーランスが使える補助金

「うちは個人だから無理」と思い込んでいる人、もったいないです。

小規模事業者持続化補助金は、個人事業主や小規模な事業者も対象になり得る制度です。前述のミラサポPlusでも主要補助金として案内されています。まずは商工会・商工会議所に相談するのが現実的な一歩です。

国の補助金と自治体独自補助金の併用可否

併用は「できる場合もあるが、同じ経費の二重取りは原則ダメ」と考えてください。

同じ設備に国の補助金と自治体の補助金を両方当てるのは通らないことが多い。ただし対象経費が別なら併用できるケースもあります。ここは各制度の要項で必ず確認すべき箇所です。

申請から入金までの具体的な手順とスケジュール

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ここが一番つまずきやすい。流れを先に頭に入れておくと、慌てずに済みます。

申請から入金までの具体的な手順とスケジュール

中小機構の最新の補助金情報ページでは、現在募集中の補助金スケジュールを確認できる導線が用意されています。公募期間は短いことが多いので、早めの情報収集が効きます。

公募から採択・入金までの流れ

補助金の一般的な流れ(イメージ)
段階やること
1.公募確認公募要領を読み、対象・締切を確認
2.申請事業計画書と必要書類を提出
3.採択発表審査を経て採択・不採択が通知される
4.交付申請採択後、経費の詳細を申請し交付決定を受ける
5.事業実施交付決定後に発注・支払いを行う
6.実績報告証拠書類をそろえて報告
7.入金報告が確定してから補助金が振り込まれる

注意したいのは、交付決定の前に買ってしまうと対象外になりがちな点。私は最初これを知らず、ヒヤッとしました。発注は必ず決定後に。

申請に必要な書類と準備物

制度で違いますが、共通して求められるものはだいたい決まっています。

よく求められる準備物
書類用途
事業計画書審査の中心。何にいくら使い何を達成するか
見積書対象経費の金額根拠
決算書・確定申告書事業の実在と規模の確認
登記簿・本人確認書類事業者の確認
gBizIDなど電子申請の準備オンライン申請に必要なことが多い

電子申請用のIDは取得に日数がかかることがあります。締切間際に焦らないよう、これだけは先に手を打っておくのが正解です。

対象経費・対象外経費の確認

「これも補助されるはず」という思い込みが一番危ない。

一般的に、事業に直接必要な設備費やシステム費は対象になりやすく、汎用的なパソコン・人件費・既存経費の付け替えは対象外になりがちです。どこまでが対象かは公募要領の経費区分で必ず確認してください。

採択率を上げる事業計画書の書き方とコツ

補助金は「申請すれば全部通る」ものではありません。差がつくのは事業計画書です。

採択率を上げる事業計画書の書き方とコツ

私が複数回申請して感じたのは、審査員は現場を知らない前提で読む、ということ。専門用語に頼らず、数字と因果で説明した計画ほど通りやすい。

審査で評価されるポイント

評価されるのは、課題→打ち手→効果が数字でつながっていること。

「人手が足りない(課題)→この機械で作業時間を半分に(打ち手)→残業代と外注費が下がる(効果)」のように、お金や時間の動きで語ると説得力が出ます。

逆に「業界が成長中なので」といった一般論だけの計画は弱い。自社固有の事情を書くほど評価は上がります。

不採択になった場合の対処法と再申請

落ちても終わりではありません。多くの補助金は次の公募回があります。

不採択は「計画のどこが弱かったか」を教えてくれる材料。私は一度落ちた計画を、効果の数字を具体化して再申請し、通りました。感情的にならず、計画を磨き直すのが近道です。

認定支援機関・専門家の活用方法

自力で厳しいなら、認定支援機関や中小企業診断士・行政書士の力を借りる手があります。

ただし丸投げは勧めません。事業の中身は経営者本人が一番分かっているからです。計画の骨子は自分で作り、書き方や要件チェックを専門家に見てもらう。この役割分担が一番うまくいきます。

採択後の手続きと税務・会計処理

採択されてからが本番です。ここを甘く見ると、入金が遅れたり税金で驚いたりします。

採択後の手続きと税務・会計処理

実績報告・経費精算など事後手続き

入金の前提が実績報告。何を買い、いくら払ったかを証拠書類でそろえて提出します。

見積書・発注書・請求書・振込控え・納品物の写真まで求められることがあります。支払いはなるべく銀行振込にして、現金払いを避けると証明が楽です。これは経験からの実感です。

圧縮記帳など補助金の税務処理

前述のとおり、補助金は原則として課税対象です。何も対策しないと、受け取った年に一気に税負担が増えることがあります。

そこで使えるのが圧縮記帳という会計処理。設備などを取得した補助金について、課税のタイミングを後ろにずらせる仕組みです。適用には条件があるので、税理士と必ず相談してください。

【独自】補助金詐欺・代行業者トラブルを避けるための注意点

【月刊】補助金・助成金・支援金・2026年5月度一ヶ月分総まとめ特集・イッキ見配信【中小企業診断士・行政書士 マキノヤ先生】
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ここは競合があまり書かない部分。でも実害が出やすいので、あえて厚く書きます。

【独自】補助金詐欺・代行業者トラブルを避けるための注意点

補助金が増えると、それを食い物にする業者も増えます。「必ず通る」「手数料は成功報酬だけ」といった甘い言葉には警戒してください。

怪しい代行業者の見分け方

こんな業者は要注意
危険サインなぜ危ないか
「100%採択」と断言採択は審査次第で誰も保証できない
実態のない経費を勧める虚偽申請は不正受給で返還・処分の対象
契約書を出さない後でトラブルになっても証拠が残らない
連絡先が携帯番号だけ所在がはっきりしない業者は避ける

私の本音を言えば、相場より極端に安い・高い手数料を提示する業者は近寄らない方が無難。正規の専門家は実績と所在地を堂々と出します。

過去の活用成功事例から学ぶ

うまくいった事業者に共通するのは、補助金を「目的」ではなく「手段」として使っていること。

私の周りで成功したのは、もともとやりたかった設備投資に補助金を後押しとして使ったケース。逆に「補助金が出るからとりあえず買う」は、使わない設備が残って失敗しがちです。順番を間違えないことが肝心です。

よくある質問(FAQ)

最後に、検討段階でよく聞かれることをまとめます。

よくある質問(FAQ)

よくある質問

助成金・補助金一覧とは?
国や自治体、民間ポータルがまとめている制度のリストのことです。中小機構のミラサポPlusや厚生労働省の制度一覧など公式のものと、民間ポータルがあります。民間サイトの掲載件数は3,379件、56,732件など様々で、収録範囲や重複の有無が異なるため、件数は参考値として扱い、最終確認は各制度の公式ページで行うのが安全です。
助成金・補助金一覧の費用は?
制度を探すこと自体は無料です。公式の一覧ページや国・自治体の窓口、商工会・商工会議所への相談も基本的に費用はかかりません。費用が発生するのは、申請を専門家や代行業者に依頼した場合の報酬です。料金は依頼先で大きく異なるため、契約前に書面で内容と金額を確認してください。
助成金・補助金一覧の始め方は?
まず「お金を何に使うか」を一文で決め、設備・IT・販路・人材のどれかに目的を絞ります。次に中小機構の最新の補助金情報などで募集中の制度とスケジュールを確認し、対象経費が合うものを選びます。電子申請用のIDは早めに取得し、締切から逆算して事業計画書を準備するとスムーズです。

補助金は、使いこなせば資金繰りも事業も助けてくれます。ただし後払い・課税・事務負担という現実も忘れずに。まずは自社の目的を一文で書くこと。そこから始めてください。

若月

若月

会社経営者 ・ 節税・補助金を実務で運用 ・ セーフティ共済・小規模企業共済を活用
実在の経営者(匿名化)。実務でやった節税・補助金の話を、建前でなく本音で書く。「税理士が積極的に教えてくれないこと」も率直に。

中小企業の経営者。自分の会社で節税と補助金を実践してきた。税理士に任せきりにせず、制度を自分で調べて使う派。失敗や払いすぎた経験もあるからこそ、現実的な打ち手を語れる。